2月17日団体交渉報告「いつになるかわからない」
不払い時間外問題について団体交渉を開きましたが、「適正に対応する」「検討する」など具体的な回答がありませんでした。こんな不誠実な態度では交渉になりません。
(1) 是正勧告を受けてどう改善したか→「内容が確定していないため、お示しできない」
是正勧告の項目のうち、不払い分の支給以外は終了したとしか言わないため、丁寧に質問をして改善点の内容の確認をしました。
・時間外は1日4時間まで、1か月は40時間までを会議で周知した
・賃金台帳に時間外労働と深夜労働の時間数を記入した
・安全衛生委員会を毎月開催するようにした など
(2) 1月30日に支払った時間外手当の人数と総額→「内容が確定していないため、お示しできない」
すでに支払ったものが「確定していない」「調整して動くこともある」などとわけのわからない理由を述べていました。
(3)残り13か月分(2012年10月1日から2013年10月31日)の支給予定→「労基署と協議中なのでお答えできない」
病院は残りの13か月分を払うつもりはあるとしながらも、おおまかな支給予定の目途すら示しません。病院が協議すべきは労基署ではなく私たち労働者です。不払い労働をさせていたうえに賃金支給が遅れているのですから、職員からの信頼回復のためにも病院は誠実に対応すべきです。組合はきちんとタイムレコーダーどおり支給させるまで病院を追及します。
1月30日時間外支給の問題点はすぐに相談を!
1.夜間・休日の呼び出しですでに支給済みの時間外手当と、1月30日にタイムレコーダーの記録によって支給された時間外手当はまったく関係がありませんが、病院は1月30日支給分から、すでに支給した時間外分を引いて支給しました。これは間違った対応であることを病院に指摘しました。病院は再計算をして対象者に伝えると述べました。
2.過去の給与が支払われて、収入があがり税額が変わります。これによって扶養控除の限度額を超えたり、公的な補助等の対象外になってしまうなどの問題が起きる可能性があります。該当する方はすぐに事務に相談にいきましょう。
時間外支給の「時間」「割増率」を知らせよ
1月30日の支給明細書は月々の合計支給額しか書かれていません。使用者は時間外労働や深夜労働が何時間あり、この割増率で支払うということを明示する必要があります。病院に個別の詳しい明細書を出すことを求めました。当然、病院は対応するものと組合は考えています。