年末年始勤務のみなさん、おつかれさまでした
都労委第6回調査報告
12月26日、勤務評価・新給与制度のやり直し交渉を求める東京都労働委員会の第6回調査が開かれ、全国の国共病組支部と医労連から16名が参加しました。12月に公益委員の交代があったため、組合は連合会の不誠実な交渉について改めて説明をしました。昇格しないで定年まで働く場合のモデル賃金や勤務評価結果の分布率など交渉のための資料を連合会が提出しないこと、資料がないために新給与制度の問題の検証ができないことなど。次回からは和解内容の検討にも入っていきます。みなさん、ぜひ傍聴にお越しください。
全労災は神奈川で勝利命令
労災病院の組合である全労災(全国労災病院労働組合)は、2012年度夏季一時金を一方的に切り下げる交渉が不誠実であったと、経営者である労働者健康福祉機構を訴えていました。12月19日、神奈川県労働委員会は機構の不当労働行為を認定し、「十分な交渉期間を設け、必要な資料を示し、説明を行うなど誠意をもって対応しなければならない」として、機構の交渉姿勢が不誠実であったと断罪し、全労災に対して謝罪することなどを命令しました。
看護職員の夜勤回数増加傾向:連合会の9月夜勤調査
3交替制の1人平均夜勤回数(連合会9月調査)
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | |
全病院 | 7.41 | 7.50 | 7.43 | 7.44 | 7.54 |
国共病組のある病院 | 7.30 | 7.42 | 7.38 | 7.44 | 7.54 |
12月25日付で連合会の「看護職員夜勤調査の結果(平成25年9月)」が出されました。国共病組と連合会の間では「夜勤は月8回以内」の約束があります。連合会の発表では、月8回以内ではあるものの全体的に増加傾向にあります。しかし、これは月3回以上夜勤に入る人の平均回数であり、実際は9回以上夜勤に入っている方が多いのではないでしょうか? ある病院では、人手不足から夜勤が恒常的に10回、11回になってしまい、みんな慢性的に疲れています。連合会は「8回以下」、「9〜10回」、「11回以上」の区分で調査をしていますが、「9回は増えたが10回は減った」など“連合会の努力”の結果を明らかにするために、各回数ごとに調査すべきだと組合は要求しています。
夜勤の安全リスクと健康リスクを知ろう
「夜勤は何回でもやらせていいのよ」などと問題発言をする看護部長がいるようですが、とんでもありません。「夜勤・交替制勤務」の安全と健康への有害性は科学的に明らかにされています。
- 安全リスク 夜勤・長時間労働は、生体リズムに反する活動のため、心身に大きな負担をかけ、注意力が低下し、事故発生率を高めます
- 健康リスク 睡眠障害や循環器系障害のほか、人工照明を夜間に浴びることで、乳がんや前立腺がんの危険も指摘されています
3交替の夜勤は月8回以内とし、2交替の長時間夜勤の危険性を認識しましょう。私たちの心身の健康を守り、働き続けられる職場環境にしていくことが、患者さんの安心・安全を守ることにもつながります。