国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

120913 新給与10月実施は事実上延期! 継続協議へ

人工透析従事手当なくすなの声を直接届ける

 9月10日、連合会要請行動と新給与制度案の交渉がありました。新給与制度案に反対する7月27日組合意見書に対する連合会の回答は、これまでの主張をただ繰り返す内容でした。人工透析従事手当について、3名の臨床工学技士が交渉にはじめて参加して廃止反対を訴えました。

〈9月10日連合会回答〉人工透析業務従事手当については名称の問題ではなく、3月12日及び6月4日に回答したとおり、透析従事者のみならず、血液の取扱いはどの部門でも行われているため、透析従事者のみを取り立てて、特別の手当の支給対象とすることは適当ではないものと考えています。

 他部門に比べて取扱う血液量が多いこと、業務は人工透析だけでなく、血漿交換療法、末梢血幹細胞採取など高度化していること、民間病院ではもっと高い手当が出ていること、また、感染リスクの高さに注意を呼びかける厚労省の資料を示しながら、人工透析従事手当の廃止に強く反対し、廃止するなら危険手当をつけよと迫りました。連合会は「本来の業務でやっていることは本給で措置している」などと述べましたが、組合は「臨床工学技士の話を聞いた上での再検討を求めたい」と粘り、最後には、「意見はうけたまわった。交渉は継続したい」との回答を引き出しました。これにより新給与制度の10月1日強行実施はないものと組合は考えています。

夜勤回数減らせ! フルタイム非常勤を常勤に!

 交渉の後半の支部要請では、とくにフルタイム非常勤職員の常勤化問題が中心となりました。同じ仕事をして当直や夜勤にも入るのに、労働条件が常勤と異なる部分があり、処遇改善を求める職員有志の署名が片淵職員部長に手渡されました(写真)。大手前の放射線技師は、「退職金がなく、このままでは将来不安」、東海の臨床工学技士は「パートで入職して5年目に常勤的非常勤になれた。採用時にさかのぼって退職金を計算してほしい」、19年目の検査技師は、「共済組合員は40代と50代。年齢構成がいびつ」などと発言しました。広島記念の薬剤師は常勤3人、非常勤4人で、常勤と同じように10年以上働いているのにずっと非常勤のままの人がいるといいます。連合会は問題を認識しながらも、「定数を増やすのは非常に困難」、「常勤用の就業規則は適用しない」と態度を変えません。私たちはあらゆる手をつかってこの問題を解決したいと考えています。
 また、多くの支部で看護師不足から夜勤回数が増加しています。「月8回以内」という約束がありながら、夜勤11回、12回になっていて、みんなヘトヘトです。人手不足で忙しい→働き続けられずにリタイヤ→ますます人が足りない……これ以上看護師が離職しないように、より一層の努力をするよう連合会に求めました。

夏休みを勝手に師長がつけるのはおかしい

 新別府病院では、病棟スタッフに夏休みの希望を聞かず、師長が勝手に夏休みをつけたそうです。ふだんから「年休がとれない」という話は聞いていましたが、まさか夏休みが自分の希望でとれないとは! 連合会もたいへん驚いて、「事実確認をして、必要があれば指導する」と回答しました。年休も夏休みもあなたの希望でとるものです。師長に「もらう」ものではありません!

あなたも組合に入って、働き続けられる職場にしていこう!