この間の経過
例年12月にされる給与改定ですが、連合会は2011年度給与改定案として、人事院勧告に則り、2012年4月1日から平均マイナス0.23%削減、2011年度12ヶ月分について本年の夏季一時金から引き去る(連合会は調整といってます)と3月12日に提案してきました。
3月23日に上記提案の延期を通知してきました。その理由は国家公務員給与臨時特例法(公務員賃下げ法)のとおり、平均マイナス7.8%の賃下げをしたいというのです。国立病院ですらマイナス0.23%の給与改定です。(表参照)
医師や看護師などの人員確保が必要なとき、平均7.8%引き下げが離職のきっかけにもなりかねません。まして公務員の賃下げ財源は震災の復興とされていますが、私たちの賃下げは復興財源になるわけではありません。
このような連合会の不当な態度に対して、4月12日にストライキを予定し中央交渉を9日、10日に行いました。連合会も組合の意見に一定の理解を示したことからストライキは中止し、継続交渉となりました。
5月21日も連合会交渉を行う予定にしていますが、7.8%の引き下げを撤回したわけではありません。昨日もらった給与明細の本俸の7.8%はどのくらいの額になるか計算して「黙っていたら毎月その額がマイナスになる」ことを連合会はやろうとしていることを実感してください。反対し交渉しているのは労働組合だけです。組合未加入のみなさん、反対の声を強めるため組合に加入しましょう。
不利益遡及とは連合会がいう「調整」の名の下に、2011年度の給与も下げるから2012年の夏季一時金から引くということです。
新加入組合員、新入職員 歓迎会
あす27日 5時20分から
12階 職員食堂
今年、組合に加入された方、新入職のみなさんの歓迎会を開催します。軽食・お茶など用意してお待ちしてます。
チーム医療を破壊する勤務評価制度の中止を! 賃金への反映に反対します!
連合会は私たちに対して「評価項目にチーム医療の展開を設けているので、チーム医療の崩壊にはつながらない」と回答しています。人よりよい評価を得ようと職員同士が競わされ、職場はギスギス、職員は疲弊し、チーム医療は壊れてしまうのではないでしょうか。連合会病院には時間外を書かせない、年休を取らせないなど労基法を守らない評価者がいる現実もあります。これで公正な評価ができるのでしょうか。