連合会は8月11日の団体交渉で「勤務評価制度は就業規則の改正によって10月1日実施する」と宣言し、団体交渉打ち切りを宣言しました。その後、連合会の指導のもと大手前病院も含め各病院で就業規則改正の手続きを進めてきました。さらに各支部からの交渉も拒否するという態度をとってきました。
支部交渉拒否は病院から組合に回答された文書内容が各病院ほぼ同一の内容であり連合会指導はあきらかです。
☆大手前支部経過☆
8月19日 病院より就業規則変更案についての意見書を求められる。
8月22日 意見書と支部交渉を申し入れました。
8月24日 支部交渉拒否回答
中央区労働基準監督署へ「賃金への反映方法が明確でなく、不利益変更を含む就業規則を受け取らないように申し入れ」
8月25日 支部交渉拒否への抗議と再度の交渉申し入れ
8月26日 9月14日のストライキ通告を病院に行いました
8月30日 評価制度導入反対署名
9月5日 評価制度導入反対署名
本日も5時30分から評価制度導入反対署名を行います。署名にご協力を!!
8月24日の病院回答
共済連大病第393号
就業規則変更に関する団体交渉申し入れ(回答)
勤務評価制度の導入に関しては、国共病組と連合会本部のとの中央交渉事項と承知しており、当院でお答えできる立場にはなく、今回、申し入れのあった事項について、交渉できないことを回答します。
全支部がストライキを意思統一
全国大会(7月)では、この連合会の強行姿勢に対して、全支部が9月14日の始業時から30分のストライキ決行を意思統一しました。(大手前は8月26日に病院に通告)
今まで全ての支部でストライキを行うことは各支部の事情により出来ていませんでした。しかし、今回の評価制度導入問題では全支部がストライキを行うことを決意し準備を進めてきていました。
この中で、日本医労連等との今後の運動の方向性など検討するなかで、連合会の強行導入・交渉拒否を9月14日のストライキだけで態度を変えさせることは非常に困難である、14日のストライキは延期し、中央労働委員会にあっせん申請を行い、その後必要時にストライキを予定することを決定しました。
評価制度導入後は労働条件引き下げが!!
評価制度は新給与制度の中のひとつであり、その他の内容は5年2号短縮制度廃止(定年退職までに400万円をこえる減額)、年末年始手当廃止(1勤務6900円)、その他手当の廃止が提示されています。評価制度導入を許さない闘いが、その後に続く引き下げを防ぐことになります。