連合会勤務評価2次試行アンケート
連合会のアンケート結果によると、「勤務評価制度の理解度」は、評価者・被評価者とも1次試行と比べて落ちています。とくに2次試行の被評価者の理解度は7割。連合会は「9割が理解した」ことを理由に2次試行に入り、「さらに理解を深める」と言っていったのがこの結果です。自由記述欄では、「制度が複雑で理解が難しい。説明も理解できなかった」(230)、「記入方法や評価方法がわからない」(113)、「目的・必要性がわからない」(79)など、被評価者からの不満が多く集まりました。また、評価者からも「全般についてわからない」(26)、「制度に無理がある」(12)、「説明不足」(8)などと批判されています。
面談は意義があるが、時間なく、目標の修正指導が負担
仕事が忙しい上に、評価者には負担が重くのしかかってきます。面談の負担が「あった」は7割を占めました。面談の負担の内容は、「時間の確保が困難」65.1%、「目標の修正指導・具体化」42.3%、「自己評価と評価者の評価に差がある者への指導」36.5%などでした。制度そのものの問題点として、「客観的な基準がない」「評価目安が実情にあわない」等の意見も出されました。
面談の意義については、評価者・被評価者とも「助言・指導の機会」が上位を占めましたが、勤務評価制度など入れなくても、ふだんの業務の中でされるべきことです。「認識の共有」「コミュニケーションのきっかけ」については、評価者が有益であると考えるのに対して、被評価者がそれほどでもないと感じていることがわかります。
「意義は何か」を問う設問だっために否定的意見は書きにくかったと思いますが、「精神的負担」「時間をとられる」は評価者の方がやや高い結果となりました。