国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

2交替・長時間夜勤反対!(4)2交替・長時間夜勤は国際労働基準違反、禁止を!

16時間夜勤は国際的非常識

 「16時間夜勤そのものが、世界的水準で見ればまったく奇妙なこと」(労働科学研・佐々木氏)。2交替長時間夜勤は、国際的にはまったく非常識な働き方です。そんなことがなぜ日本で公然と行うことができるのか。それは日本政府が、国際労働機関(ILO。世界の労働者の労働条件と生活水準の改善を目的とする国連機関)の労働時間に関する条約や勧告をことごとく批准せず、無視し続けているからです(例えば、一日8時間・週48時間制を定める1号条約、週40時間制を定める47号、そして看護師の労働時間や待遇に関する77年の看護条約、夜勤を規制する90年の夜業条約等)。これらを批准すれば、16時間もの長時間夜勤は当然禁止されてできなくなります。国際的な労働基準を無視することによってのみ成り立つ2交替長時間夜勤、日本の医療・看護関係者は、この国際的非常識さをよく認識し、全国的に禁止するよう方向転換するべきです。

ILO看護職員条約・勧告(1977年)

「1日当たりの通常の労働時間は、…8時間を超えるべきではない。」「1日の労働時間(超過勤務を含む。)は、12時間を超えるべきではない。」

ILO夜業条約・勧告(1990年)

「夜業労働者の通常の労働時間は、一般的に、関係のある活動又は企業の部門において昼間に同一の条件で行われる同一の労働に従事する労働者の労働時間よりも平均して少ないものであるべきであり、かつ、いかなる場合にも平均してそれらの労働者の労働時間を超えるべきでない。」

⇒どちらも日本政府は無視!

3交替制の改善・夜勤交替制勤務者の労働時間短縮こそ真剣に検討すべき


1.夜勤月8回の厳守。9回以上の場合は、夜勤手当の割り増しを。
2.日勤−深夜勤務の負担軽減のために、勤務間隔を最低12時間空けること。
3.そのために日勤は半日勤務とし、半日は公休とすること。よって夜勤交替制勤務者の週労働時間は36時間とすること。
4.それから先に進んで、日勤‐深夜を廃止し、深夜入り前日は1日公休とし、夜勤交替制勤務者の週労働時間を週4日勤務=週労働時間32時間とすること。
5.これらを可能にする必要人員の確保と増員。
6.制度的予算的に保障するための対政府要求(予算措置、法改正等)。