国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

110405 【春闘】7日ストライキ延期:フルタイム非常勤の処遇、5月継続交渉へ

常勤化要求に対し、「病院長の判断とする」

 これまで、医師・看護師以外の職員は、連合会本部の承認がなければ常勤職員として採用できないという形でした。常勤職員と同じように働いているのに、病院が申請しても承認が得られないため、有期契約の非常勤職員という不安定な雇用形態で長く働く結果となっている職員がたくさんいます。ここ十数年、組合は、常勤と同じ勤務で働くフルタイム非常勤職員を「常勤化」するよう要求してきました。その結果、全職種の採用について、連合会の承認事項ではなく「病院長の判断とする」と方針変更されたことが、2月に各院所に通知されました。

常勤とフルタイム非常勤の違いは?

1.国家公務員共済組合員ではない。医療保険は「協会健保」、年金は「厚生年金」
2.給与・手当が違う(退職金なし、扶養手当なし、住宅手当なし、昇給短縮なし等)
3.パートと同じ就業規則、諸休暇で常勤と差
4.連合会職員として受けられる福利厚生なし

  • 共済貯金ができない、貸付制度が利用できない
  • KKRの施設利用は一般扱い
  • 財形を利用できない
  • 短期共済からの「結婚祝い金」などが出ない

5.有期契約である(期間満了で雇用が打ち切られる可能性あり)
6.住宅ローンなどが組みにくい

院長裁量にしたのはいいが、定数問題で常勤化できず!?

 この方針変更で、フルタイム非常勤職員を今年4月から常勤とした病院がある一方、その数を多く抱える病院では、院長判断といいながらも、定数制限で非常勤の身分のままという職員がまだまだたくさんいます。組合は「当面、賃金・労働条件は常勤職員と同じにすること」を要求。連合会は、労働条件を同じにするという要求には明確な回答を避け、継続交渉には「誠意をもって応じる」という対応にとどまっています。

変形労働時間制 6月・8月・2月の休日数にご注意!

 今年度は6月・8月・2月の勤務時間数が労基法で定められた変形労働時間制の上限をオーバーするために、連合会の通達により、「前後の月の休日を当月に振り替えて」休日を増やす必要があります。組合は、休日の移動し忘れを防ぐために、どの月の休日を移動するかを連合会があらかじめ示すべきだと要求しましたが、連合会は「各病院で決めるよう周知する」と回答しました。もし休日の移動がなかったら、6月・8月・2月は休日出勤をしたことになり、割増賃金がつきます。要チェック!

賃金「国家公務員準拠だが、国の動向や経営状況をふまえて回答する」

 公務員と同じように賃金を下げ続けることはもうやめて! 医療にふさわしい賃金を!