国共病組

国共病組とは国家公務員共済組合連合会病院労働組合です

国共病組(こっきょうびょうそ)は国家公務員共済組合連合会病院で働く仲間の労働組合です。
国共病組の正式名は「国家公務員共済組合連合会病院労働組合」と言い、1959年2月に結成されました。
連合会病院の14の病院が結集している組合です。連合会病院で働く仲間は、職種や雇用形態にかかわらず、どなたでも加入できます。
患者さんから喜んでもらえる仕事がしたい。明るく生き生きと健康で働き続けたい。
そして自らの生活をより人間らしく豊かなものにしたい。 こんな思いを実現するために労働組合は存在しています。
組合には、仲間の暖かい心、人間的なふれあいがあります。 何でも話し合い、信頼しあう人間関係があります。
あなたの悩みをともに悩み、理解して、一緒に解決しようという仲間がいます。
希望に燃えて、働くことの楽しさ、生きていることの喜びを、心から感じることのできる職場を一緒に、力を合わせて作っていきませんか。

  

100402 大手前病院 検査技師等の違法当直是正勧告その後


 大手前支部は、コメディカルが違法当直にあることから改善指導を求め、労基署に申告。2月3日、労基署より病院に「指導」。3月中旬、病院は改善計画を提示。また、外来当直、検査、放射線科などを二交替にすることを労基署および組合に提示。外来当直は4月より、他は順次増員しながら実施。
 当面は、(1)当直にあたる日の勤務は日勤−準夜(8:30〜翌2:00、休憩2時間含む16時間勤務)、2:00〜8:30は院内待機で時間外手当がつく。(2)最終的には、準夜−深夜で16時間とする。(1)は現在の当直体制と同じだが、準夜帯を勤務としており、深夜帯から休日扱いなので朝には帰れる点で拘束時間は短くなる、との説明がありました。

宿日直には基準があります

・ほとんど労働する必要のない勤務であること。通常業務は行なわない。
・宿・日直とも相当の手当てが支給されること。
・夜間に十分睡眠がとれること。
・宿直は週1回、日直は月1回まで。
・1か月の宿日直勤務中に救急患者に医療行為を行なった日数と時間が下の表以内の場合は当直です。
  8日〜10日…3時間以内
  11日〜15日…2時間以内
  16日以上…1時間以内
 これらの基準を満たさないと“違法当直”です。

虎の門病院 4月から医師の時間外手当を支給

 36協定を守る範囲で医師の超勤手当を4月から払う(36協定の届はこれから出す)。申請用紙は現行のものを使用。当直の緊急勤務手当を1日1回6,000円支給(国と都の補助あり)。
 夜勤専門看護師の年休は4月より付与等を検討中であると回答しました。

4月から新人看護師の臨床研修等が法律で「努力義務化」

新人や若い看護師たちを数年で離職させないために…

保助看法および看護師等の人材確保の促進に関する法律(第3条2、第4条)に、病院は「新人看護職員への臨床研修の実施と、受講機会の確保への配慮に努める義務がある」とあります。これを受けて、国は財源を充て(32億6千万円)、都道府県を通して、財政的にも人的にも援助することになりました。多くの新人が、自分の知識・技術不足や医療事故への不安に悩み、早期離職してしまうという問題が生じています。これが看護師不足におおいに影響しています。
 新人を育てるためにも、スタッフが余裕のない働き方をしていては、せっかくの制度も生かされません。私たちの運動で、国がようやく新人の離職防止に取り組みました。

自分の病院の離職の実態を把握し、増員要求につなげていきましょう。