1月15日、広島県労働委員会は連合会に対して不誠実な態度をとり続ける記念病院を指導し、記念支部との団交を誠実かつ速やかにすすめるよう命令書を出したことはすで報告したところですが、1月28日に命令を不服として中央労働委員会に再審査申し立てをしました。
裁判でいえば、地裁で敗訴したので高裁へ上告することです。理由についてはまだ文書で出されていませんが、組合が求めても理由や根拠も示さず主張を変えない記念病院の経営者を擁護することは許されません。特に、長時間労働、長時間夜勤に関しては、労働安全衛生法にも触れる働き方だと思います。
国共病組は、日本医労連とも連携をとりながら対応していきます。
「とても疲れる・やや疲れる」90% 《国共病組「働くみんなの要求アンケート」の中から》
不満のベスト3は?
1.休暇が取れない・人員不足
2.成果主義が強まった
3.経営状態が良くない
東北公済、大手前支部2支部からアンケート結果が送られてきました。収入が減ったとしながらも「生活がかなり苦しい・やや苦しい」と回答しているのは40%程度でしたが、「疲れる」とする回答は昨年を大きく越える結果となっており、職場が忙しくなっていることを示しています。
東北公済も大手前も、経営問題、特に赤字ということで、運営に不満を持っている職員が多いということが数字に現れています。
看護師の回答率の高い東北公済では、休暇が取れないという不満が40%近くありました。また、成果主義が強まっているとする回答も両支部で30%以上となっています。賃上げ要求は、昨年並みの26,000円程度ですが、不足額は3万〜5万円に50%を越え集中しています。
新別府支部でこんなことが・・・
「国共病組に入っているならやめなさい、新労に入りなさい」
勤務評価制度のための面談でこんなことを言った師長がいます。連合会本部に事実確認をさせたら、そんなことは言っていないということだったようですが、本部もそんなことがあってはまずいと思ったらしく「当該師長だけでなく全職制にもそういうことがないよう周知するよう言った」という回答がきました。勤務評価制度を導入したい連合会は、こうした失態は導入反対の理由にされるので、今出てくると困ると思っていますが、この制度の本来の姿が早くも表面化したということでしょうか。